国家試験・資格試験で例外的な表現に注目!正解率アップのコツ
問題文に例外的な表現が含まれている場合、その問題文は
正しいことを表現している確率が高いです。
例外的な表現とは、通常のルールや原理から外れるものを示す表現のことです。例えば、「〜の場合がある」「〜でない場合もある」などです。
この記事では、択一試験で例外的な表現に注目することで、正解率をアップするコツをお伝えします。
例外的な表現とは
例外的な表現とは、通常のルールや原理から外れるものを示す表現のことです。
まぁ、そういうこともあるよね。という「例外」に触れているケースが多いです
例外的な表現の例とその備考は以下の表にまとめました。
例外的な表現の例 | 備考 | |
〜の場合がある | 「〜である」という絶対的な主張を避けている | |
〜でない場合もある | 「〜でない」という絶対的な主張を避けている | |
〜のときは〜である | 「〜である」という単純化された主張を避けている | |
〜でないときは〜でない | 「〜でない」という単純化された主張を避けている |
なぜ正しいことを表現している確率が高いのか?
絶対的な主張を避けている場合、例外的な表現は問題文が正確さや慎重さを重視していることを示しています。
単純化された主張を避けている場合、例外的な表現は問題文が具体的な状況や条件に応じて変化することを示しています。
よって( ̄д ̄)
例外的な表現を使う場合、
その問題は正しいことを言っている可能性が高いと考えられます
というのが、私の考えです。
ただし、法律等で明記されているものや周知の事実事項はこの限りではありませんので注意です。
例題(例外的表現)
次の問題を見てみましょう。
問題: 次のうち、正しいものはどれか。
a. この本は、日本の歴史に関する最も詳細で正確な資料の一つである。
b. この映画は、多くの人に感動を与えた名作であると言えるだろう。
c. このゲームは、一部のユーザーに不具合が発生する可能性がある。
d. このレストランは、毎日12時から15時までランチメニューを提供している。
正解は c です。
他の選択肢は、一般的なルールや原則に基づいておらず、必ずしも正しくありません。
この問題では、
a. 「最も」という絶対的な表現を使っています。
b. 「多くの人」という一般化した表現を使っています。
c. 「一部のユーザー」と「可能性がある」という表現を使っています。
これらは例外的な表現であり、すべてのユーザーに不具合が発生するということを否定しています。
d.「毎日」という規則性のある表現を使っています。
では、例題をもう一つ
問題2: 次のうち、正しいものはどれか。
A) 日本の一般道路で、最高速度が指定されていない場合は、自動車は時速60km以下で走行しなければならない。
B) 日本の高速道路で、最高速度が指定されていない場合は、自動車は時速100km以下で走行しなければならない。
C) 日本の高速道路で、最高速度が指定されている場合は、その指定された速度に従わなければならない。
D) 日本の高速道路で、最高速度が指定されている場合でも、緊急自動車はその速度を超えて走行することができる。
答え: D) 日本の高速道路で、最高速度が指定されている場合でも、緊急自動車はその速度を超えて走行することができます。
解説: D) の文章は、「最高速度が指定されている場合でも」という表現を使っています。
これは例外的な表現であり、「最高速度が指定されている場合には、その速度に従わなければならない」という一般的なルールや原則を否定しています。
他の選択肢は、例外的な表現を使っていません。
A) と B) は法定最高速度を述べており、C) は最高速度標識による規制を述べており、
これらは問題文が一般的なルールや原則に基づいています。
さいごに(例外的な表現編)
この記事では、資格の択一試験で例外的な表現に注目することで、正解率をアップするコツをお伝えしました。例外的な表現を見逃さないようにすることで、問題に対するスピードや正答率を高めることができます。
次回は、否定型(Aだが、Bもある)についてご紹介します。乞うご期待!