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国家試験・資格試験で使える!「いちど否定型」の表現を見極めるコツ

国家試験や資格試験などの択一問題で、正解を見つけるためには、選択肢の言葉遣いや表現に注目することが大切です。特に、「一般的には〜だけど、個別具体的には〜もあるよね。原則は〜だけど、例外的には〜もあるよね。」という表現を含む選択肢は、


正しいことを表現している確率が高いです。


しかし、この表現を見極めるためには、一般化と特殊化、規則と例外の関係を理解する必要があります。この記事では、「いちど否定型」と呼ばれるこの表現の特徴や理由を分かりやすく説明し、実際の問題例でその使われ方を見てみましょう。この記事を読めば、択一問題で正解率を上げるコツが身につきます!


「いちど否定型」の表現とは

「いちど否定型」とは、一般論や原則を否定する形で、個別論や例外を述べる表現のことです。
例えば、「Aだが、Bもある」や「Aである。しかし、Bである」といった表現が該当します。
ここで、Aには一般論や原則が入ります。


一般的には〜だけど、個別具体的には〜もあるよね。
原則は〜だけど、例外的には〜もあるよね。


そんな表現です。

いちど否定型の表現例 備考
Aだが、Bもある 一般的には〜だが、個別具体的には〜もある
Aだけど、Bもある 一般的には〜だが、個別具体的には〜もある
Aだが、Bも重要である 一般的には〜だが、個別具体的には〜もある
Aである。しかし、Bである 原則は〜だけど、例外的には〜もある


なぜ正しいことを表現している確率が高いのか?

その理由としては、


一度Aを否定した上で、さらにBで間違ったことを述べる文章は不自然だからです。



では、以下のように考えてみましょう。

一般的には〜だけど、個別具体的には〜もある というケース

一般的には〜だけど、個別具体的には〜もあるというケースは、
「一般化」と「特殊化」を両方説明するときに使う文法でありその関係が重要となります。


 「一般化」:多くの事例や現象を共通の特徴や法則でまとめること
 「特殊化」:一般化されたものから個別の事例や現象を抽出すること


例えば、肉離れの初期処置としては、RICE(ライス)処置が推奨されます。これは、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字から名付けられたものです。具体的には、肉離れした部位を伸ばし、すぐに冷やして圧迫し、ひざを軽く曲げて足を上げることが推奨されます。移動するときは肉離れ部分に体重をかけないようにすることも大切です。


ただし、個別具体的なケースでは、症状の程度や患者の健康状態などによって、異なる処置が必要な場合もあります。そのため、肉離れが起こった場合は、できるだけ早めに整骨院や病院など筋肉の専門家に相談することが重要です。

原則は〜だけど、例外的には〜もある というケース


原則は〜だけど、例外的には〜もあるというケースは、「規則」と「例外」の関係です。


 「規則」:ある条件下で常に成り立つとされる法則や原理
 「例外」:規則から外れた事例や現象


例えば、「水は100度で沸騰する」というのは規則ですが、「水は100度で沸騰しないこともある」というのは例外です。この場合、「水は100度で沸騰する」という規則は真であり、「水は100度で沸騰しないこともある」という例外も真である可能性があります。なぜなら、「水は100度で沸騰しないこともある」という例外は、「水が純粋ではない場合」や「気圧が変わった場合」や「水が超臨界流体になった場合」などの特殊な条件下で起こるかもしれないからです。

まとめ


つまり、原則は〜だけど、例外的には〜もある。というケースでは、規則と例外の間に矛盾がなく、両方とも真である可能性が高い理由は、



例外が何らかの特殊な条件下で起こるからです。



以上のように、択一問題において、「一般的には〜だけど、個別具体的には〜もあるよね。原則は〜だけど、例外的には〜もある。」というケースでは、それぞれの場合において正しい事を言っている可能性が高い理由を分かりやすく説明することができます。

このような問題に対処する際には、一般化と特殊化、規則と例外の関係を理解することが重要です。

留意点

「一般的には〜だけど、個別具体的には〜もあるよね。原則は〜だけど、例外的には〜もあるよね。」という表現を用いても、その内容が正しいとは限りません。当然ですが、正しい情報を得るためには、信頼できる情報源からの確実な情報を参照することが重要です。

さいごに(いちど否定型編)

この記事では、「いちど否定型」と呼ばれる表現の特徴や理由を分かりやすく説明しましたが、択一問題には他にも注意すべき表現があります。


次回の記事では、「非常識・理不尽・イイ加減」という表現を使っている問題についてご紹介します。

これらの表現は、「正しくない」ことを言っている可能性が高いです。

次回の記事でその特徴や見分け方を詳しく説明します。この記事を読めば、択一問題で間違えやすい選択肢を見極めるコツが身につきます!ぜひお楽しみに!